本記事では、筆者がダイエットにおいて ゼロカロリー食品で失敗した経験 をもとに、皆さんが楽しく痩せるための正しい0カロリー食品の使い方をご紹介します!
そもそも、ゼロカロリーとは?
「ゼロカロリー」は、カロリーが0 ではない!?
厚生労働省の食品表示基準では、食品のカロリーに関する表示として「カロリーゼロ」「ノンカロリー」などの表示は、食品100gあたり5kcal未満、または液状の食品100mlあたり5kcal未満の場合に表示が可能です。
また、栄養成分の表示については、食品100gあたり(液状の食品では100mlあたり)の該当する栄養成分等の量が基準値未満の場合には、0と表示することができます。
「カロリーオフ」「糖質オフ」等との違い
ゼロカロリーと似た表現に、「カロリーオフ」や「糖質オフ」といったものをよく目にします。
これらはどれも同じに見えてしまいますが、実際は定義が異なる言葉であることに注意が必要です!
ゼロカロリー食品のしくみとメリット
まずおさえていただきたいポイントは、ゼロカロリー食品は基本的にメリットになることが多いということです!
まずは、どのようにゼロカロリーを実現し、どんなメリットがあるかを簡単にご紹介します!
しくみ①:人口甘味料を使用している
多くのゼロカロリー食品や飲料は、人工甘味料を使用してカロリーを抑えています。人工甘味料は、砂糖のような甘みを感じさせながらも、体内でエネルギーとして代謝されない、または非常に少ないカロリーしか含まれていません。
よく使われる人工甘味料には、以下のものがあります。
- アステルパーム
- スクラロース
- サッカリン
- ステビア(天然由来の甘味料)
これらは通常の砂糖よりも何倍も強い甘さを持っているため、ごく少量で十分な甘味を得られます。この結果、実際のカロリー摂取がほぼゼロになるのです。
しくみ②:食品成分の水分や繊維が多い
ゼロカロリーゼリーや一部の食品には、水分や食物繊維が多く含まれており、それがカロリーゼロに寄与しています。
体内で消化吸収されるエネルギーが極めて少ないため、カロリーゼロまたは非常に低い値になります。
これらの工夫により、ゼロカロリー食品は通常の食品と同じような味や食感を提供しつつ、実際のカロリー摂取を抑えることができます。
何と言ってもゼロカロリー!
やはり最大のメリットは、その名の通りカロリーが無いことでしょう!
食欲を満たせるのに罪悪感なく食べられるので、適切に活用したいですね!
最近では、世間全体の健康志向の高まりもあり、コンビニやスーパーでよりおいしいゼロカロリー食品がお手頃に購入できるのもいいですね!
ちなみに筆者は、ゼロカロリーの炭酸飲料が大好物ですよ!
ゼロカロリー食品の注意点と逆効果のリスク
人口甘味料というと、体に悪影響を及ぼす悪い成分だと思われがちですが、必ずしもそうとは限りません。
そのデメリットもきちんと押さえたうえで、ダイエットに正しく取り入れましょう!
脳が引き起こす勘違い
甘いものを摂取することにより、実際には摂取していない糖分を口にしたと脳が勘違いし、血糖値を下げてしまうケースがあるようです。
これによって、人間の体は空腹感を覚えることがあります。
口述の筆者の体験談にもありますが、筆者はこの現象によりダイエットがうまくいかなかったことも……。
注意点とリスクのまとめ
人工甘味料は、規制機関が定めた摂取量を守れば安全であるとさ研究では腸内環境や代謝に影響を与える可能性があると報告されています。
特に、長期的な使用や過度な依存は健康リスクを高める可能性があるため、適度な利用が推奨されます。
健康リスクや体調に不安がある場合は、医師や栄養士に相談するのが良いでしょう。
ゼロカロリー食品による過食経験(筆者の体験談)
実際に筆者も、ゼロカロリー食品の用法を間違え、かえって体重を増やした経験があります。
今ではプロのトレーナーとして、正しい使い方を皆さんに教えられるほどになりましたが、私のような経験をする人が一人でもこの記事を見て減ってくれたらと願っています!
安心感から依存へ
ゼロカロリー食品を取り入れ始めた当初は、ダイエット中でも甘いものが食べられるようになったことで精神的に余裕が生まれたことを実感しました。
しかし、慣れというのは恐ろしいもので、日を追うごとにその甘さに物足りなさを感じ、ついには普段の食事までどんどん高カロリーなものを摂取するようになっていました。
そのマイナス分を補おうと、更にゼロカロリー食品を多用するようになり、こうなると負のスパイラルです。
何にでも言えることですが、依存せず適切な使い方をすることがとても大切です。
過度なカロリー制限
徐々に高カロリーな食事にシフトしたことで、これまで順調に減っていた体重が停滞し、遂には増え始めてしまいました。
当然ダイエット中でしたので、体重計に表示された数字に焦りを感じていました。
いま振り返ってみると、根本的な原因はゼロカロリー食品の過剰摂取でしたが、当時はそれに気づくことができず、まず手を付けたのはカロリー制限でした。
ダイエットの基本は、必要な栄養素をきちんと摂取し、筋肉量と代謝を維持しながら脂肪を燃焼させることでしたが、全くの逆を行ってしまったことになります。
さいごに
数か月間のダイエットにより疲れた心身にとって、ゼロカロリー食品はオアシスです。
確かな目的意識をもってダイエットに取り組んでも、人の心は徐々に楽な方へと流れてしまうものだと学びました。
正しい使い方とそのデメリットもきちんと理解し、更には自分を俯瞰できる冷静な判断力が求めらます。
皆さんは、自分ひとりでダイエットに取り組み、不安を抱えながら日々の運動習慣や食生活を身に付けてはいませんか?
少しでも不安やお悩みがあれば、ダイエット・健康のプロにいつでもお気軽にご相談ください。